濁質の吸着濾過を、ゼータマックス吸着ファイバーで行えるかの濾過実験をします。
使用する濁質成分は関東ローム層の土になります。この土を粉砕機を使用しまして粉砕し、液体に分散させた液体をろ紙で濾過した液体を使用します。
前処理でろ紙でろ過をしておりますので、数十nm~数μm以下の粒子が分散する液体となっています。
通常、このような粒子を液中より分離濾過する場合は、凝集剤を使用して凝集処理をしたり、精密なMF膜やUF膜を使用してフィルター濾過をして液中より分離します。
ゼータマックス吸着ファイバーは、濁質成分表面の電位と、ゼータマックス吸着ファイバー表面の電位との差により、濾過フィルターのように濁質を吸着濾過します。
関東ローム層の土を粉砕機で粉砕し、液体に分散させた液体を濾紙で濾過をした液体を試験液とします。
ゼータマックス吸着ファイバーは、図1のように透明カップに積層させて、その上部より濁質成分を含んだ液体を通液させます。
図2のとおり、処理前の液体は濁質成分が混濁しており、茶色に濁っている状態でしたが、処理液は濁質成分がなくなり、濁質成分がゼータマックス吸着ファイバーに吸着・濾過されたことがわかります。