水に機械で使用されるスピンドルオイル(油)を分散させて、スピンドルオイル(油)をゼータマックス吸着ファイバーで吸着処理が行えるか実験をします。
機械用スピンドルオイル(スピンドル油)とは、潤滑油の一種で主に高速で運動している部分へ使用される油となり、また低荷重で運転されている機械に使用される油となります。また、粘度は低い油となります。
スピンドルオイル(スピンドル油)の使用箇所としては、低荷重で高速運動を要求される小型のモータやミシン、縫製機などがあります。
実験では、ゼータマックス吸着ファイバーが、水に乳化状態となった機械用スピンドルオイル(油)を吸着できるかの実験を行います。
純水に市販の機械油スピンドルオイル(油)で粘性がVG10の油を混入させた液体を、スピンドルオイル(油)を含んだ試験液とします
ゼータマックス吸着ファイバーは、図1のようにカラムに充填させて、シリンジにスピンドルオイル(油)を含んだ試験液を吸入し、その液体を通液濾過させます。ゼータマックス吸着ファイバーにスピンドルオイル(油)が吸着されている場合は、試験液はスピンドルオイル(油)が含まれていない透明な水となります。
試験結果は下記図2の通り、処理前の液体は純水中にスピンドルオイル(油)が分散している状態となり、液は白濁している状態でしたが、空カラムに充填したゼータマックス吸着ファイバーで処理をしたろ過液はは、透明色になり白濁成分でありますスピンドルオイル(油)が吸着除去された状態です。スピンドルオイル(油)がゼータマックス吸着ファイバーに吸着・ろ過されたことがわかります。
ろ過液の油分濃度は、5mg/Lいかとなりました。