切削機械や回転器具などの使用される機械油を水道水に分散させて、乳化状態になった液体の油水分離実験をします。
水道水に市販の機械油を混入させて、ミキサーで攪拌し、超音波装置で乳化させた液体を、乳化(エマルジョン)状態の機械油を含んだ乳化液として試験液とします。
油水分離剤は、図1のようにカラムに充填させ、乳化(エマルジョン)状態の機械油を含んだ試験液をシリンジに吸入し、その液体を通液濾過させます。油水分離剤で処理された液体を採水し、油水分離ができたかを目視にて確認をします。
試験結果は下記図2・3・4の通り、処理前の液体は水道水にエマルジョン状態の機械油が分散している状態で液は白濁している状態でしたが、空カラムに充填した油水分離剤で処理をしたろ過液は、透明色になり白濁成分であります機械油が吸着除去された状態となり、乳化していた油分は凝集し浮上油となり油水分離できています。
図2の油水分離写真のろ過後の液体の後ろに白色ボードを入れて、浮上油を見やすくしました。
ろ過液のカップ上部よりの写真。油水分離ができ、浮上油が確認できます。
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